Yuichiro Suzuki Reports

桂林を観光するときに知っておきたいこと

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はじめに

去年の年末から年始に中国の桂林に行ってきました。

桂林は、三山二洞一江と伝えられているとおり、自然豊かな素晴らしい場所でした。

20元札の裏面に描かれている漓江や50年以上前の建物など、中国の歴史を存分に堪能することができました。

今回は、桂林に滞在した数日間をもとに桂林に関する情報を紹介します。

これから桂林に観光に行く方に少しでもお役にたてればと思います。

 

桂林について

桂林は、広西壮族自治区の東北部に位置しています。
人口は480万人。うち68万人は少数民族が暮らし、多民族の住む町でもあります。

気候は温暖で、年間平均気温は約19℃。降水量は4月から7月にかけて多く、日本と同様に四季ははっきりしています。

そのため桂林は、日本人にとって観光しやすいスポットといえるでしょう。

日本からのアクセス

日本からの直行便は運航していません。飛行機で広州空港から約1時間、上海虹橋空港から約2時間。

桂林空港から市街地まで車で約40分ほどです。

桂林市民の交通手段

市民の交通手段は主に車とバイク、電動自転車です。
以下の写真は、一見するとただのバイクです。

しかしなんと、これらは全て電動自転車なのです。
マフラーが付いてないバイクみたいなものなので、ほとんど走行音がしません。

そのため、何度か街でひかれそうになりました(笑)

一応、道路には自転車レーンがありますが、市街地を観光する際は電動自転車にくれぐれもお気を付けください。

桂林の食べ物

桂林の食べ物についてご紹介します。

ちなみに、桂林の食べ物は、かなり薄味です。
なので、普段から濃いめの味に慣れている方は、あれっ?って思うかもしれません。

僕は桂林の味付けに慣れるのに二日かかりました(笑)

ビーフン

桂林は、小麦の生産はほとんどなく、お米が盛んです。
そのため、うるち米を原料とするビーフン(米粉)を使った料理が有名です。

市街地では数多くのビーフン屋さんを見ることができます。

辛いもの

桂林の人たちは辛いものが大好きです。ビーフンやスープなどには大量の唐辛子が用いられることもあるようです。

しかし、山椒やこしょうといった辛さはあまり好まないようです。そのため、桂林市内の四川料理屋さんでも辛さを出すのに唐辛子が使用されます。

お酒

桂林人に限らず、中国人は強いお酒が大好きです。なので、40度異常のお酒を飲むことが日常であるとか。

個人的にはビールが飲みやすく美味しいと思いました。桂林ではチンタオビールのほか、凛江ビールが有名です。

羅漢果(ラカンカ)

羅漢果とは、桂林で採れるウリ科の植物です。ものすごく甘いため、砂糖の代わりとして使用します。

また、ビタミンやミネラルが豊富であるため、お茶にして飲む習慣もあります。

 

桂林人は、豚、鳥、ねずみ、へび、犬など多種多様の肉を食すそうです。

特に犬の肉は桂林人のお気に入りの肉だそうです。

 

桂林市街地の観光スポット

桂林市街地では、繁華街はもちろん、岩山洞窟など自然を満喫できるスポットが満載です。

正陽街

正陽街は、桂林の銀座ともよばれる賑やかな繁華街です。
洋服屋やファーストフード店、喫茶店など若い人が中心に集まっています。

正陽街を散策中に見つけた、滝の流れるホテルの路地裏にある喫茶店、上品珈琲のコーヒーと月餅は非常に美味しかったです。

 

スタッフの対応も丁寧で日本語も堪能でした。

鍾乳洞

桂林市にはいくつもの美しい鍾乳洞があります。
市内にある穿山岩もその一つです。穿山岩鍾乳洞は、全長517m。美しいライトアップにより、海底のような幻想的な空間が広がっていました。

七星公園

七星公園は、敷地面積が82万㎡桂林最大の公園です。
テーマパークあり動物園ありアスレチックありと何でもありの巨大な公園です。

動物園のパンダはすごく元気でした。

また、七星公園名物のらくだ岩は本当にらくだの形をしていて驚きました。

数年前ここでクリントン大統領が環境に関する演説を行ったそうです。

 

桂林郊外の観光スポット

市街地から車で40分ほど行くと漓江の絶景や中国の歴史を感じることができるスポットがあります。

漓江

漓江は全長426キロメートルある川で、20元札の裏面に描かれていることで有名な川です。

桂林から陽朔までの景観は名高く、国家重点風景名勝区に指定されています。

今回は、竹江からフェリーに乗り、陽朔までの83kmを下りました。

以下がそのときの映像です。

船上で食した揚げエビと蓮の実は絶品でした。

陽朔西街

 

竹江から凛江を下ること約4時間。陽朔市内に到着しました。

陽朔のメインストリート、西街を散策。

民芸品店や屋台、打楽器屋さんなどさなざななお店が立ち並んでいました。

また、安宿が多く、欧米人をはじめ多くのバックパッカーが訪れる街のようです。

大墟古鎮

桂林市内から南へ車で約40分。
大墟古鎮は、500年以上の歴史を持ち、50〜60以上前に建てられた古い建築物が立ち並びます。

古い建築だけでなく、庶民の日常生活にも触れることができます。

観光客に向けた出店も多く、日本ではなかなか見ることができない雑貨などが豊富でした。

400年前に建てられた石橋が無修理でそのまま残されています。

大墟古鎮では、古き良き中国の生活を感じる事ができました。

 

おわりに

中国は、空気が汚いというイメージがあると思います。しかし、桂林は、自然に囲まれた土地柄ゆえ、環境に対しての対策がきちんと行われているようです。なので、空気はきれいでした。

食べ物は全体的にかなり薄味です。薄味が苦手な方は、醤油の持参をおすすめします(笑)

今回の旅で古き良き時代の中国を感じることができました。

ご観覧ありがとうございました!

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