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ジャズ界のトップスターである、パットメセニー、クリスチャンマクブライド。ジャズ好きの方なら、彼らの名を一度は耳にしたことがあるかと思います。
そんな、ジャズ界のトップスターたちの生演奏を間近で体験してきました。
今回、訪れたのは青山にあるブルーノート東京。
エントランスの天井には、歴代のジャズミュージシャンたちの写真が飾ってありました。
地下へ降りると受付カウンターがあり、これから人気アトラクションに乗るかのように人々がにぎわっていました。
カウンターで受付を済ますとレコードの形をしたおしゃれなチケットが入手できました。
数分後、会場案内アナウンスがあり、更に地下へ。
案内された席はなんとステージ目の前!
チケットを予約してくれた山下氏には心から感謝です。
席につくとスタッフにドリンクを訪ねられ、赤ワインをオーダー。
数分後、オーダーした赤ワインとタラのエスカベッシュが運ばれてきました。今回は一品料理が付くプランだったようです。
そして、公演時間18時30、観客からの大きな拍手に迎えられ、パットメセニーとクリスチャンマクブライドが登場しました。
演奏が始まると会場の空気は一変し、まるで音で会話してるような2人の演奏に皆、釘付けになりました。
パットメセニーの独特な和音、フレーズとクリスチャンマクブライドの力強くも温かみのある安定したベースラインから創られる世界にどんどん引き込まれていきました。
彼らのすごさは演奏技術だけでなく、常に新しい表現に挑戦し続けていることです。
例えば、パットメセニーは普通のギターアンプではなく、レスリースピーカーを使用してオルガンの様なサウンドをギターで出力したり、
クリスチャンマクブライドは、ジャズ演奏では一般的に用いない、弓を利用し、ベースをクラシックのコントラバスのように奏でたり、
このような彼らの創造的な演奏はとても刺激になりました。
また、僕の大好きな曲の一つであるパットメセニーの代表曲”James”の演奏は衝撃的でした。
アルバム、Offrampに収録されているメロディアスで穏やかな曲調とは違い、今回のライブでは、ベースとギターという弦楽器の特性を生かした全く新しい、別次元の曲となっていました。
これまであった原曲のイメージを容赦なく破壊し、美しくしてしまう、彼らの演奏レベルの高さに驚愕しました。
演奏に魅了され、気がつくと演奏開始から1時間半が経ち、終演をむかえました。
「パットメセニーの演奏は時間を忘れさせてくれる。」と、どこかのレビューサイトで目にしましたが、まさにそのとおりでした。
今夜はとにかく、とんでもないものを見せつけられてしまいました。
パットメセニーの使用機材
最後に今回のライブでパットメセニーが使用した機材を僕が確認できた範囲で紹介します。
【使用ギター】
① Daniel Slaman(メイン)
② Linda Manzer Guitars(スティール弦)
③ Ovation 1763(ナイロン弦)
【スピーカー&アンプ】
④ Leslieスピーカー
⑤ TREK II UC-1A レスリー・コンボプリアンプ
【エフェクト】
⑥ Kemper Profiling Rack
(アンプの音をモデリングするのではなく、アンプ自体をプロファイリングしてしまう機材。メインのアンプ、エフェクトとしてPAへライン出力?)
⑦ Electro Harmonix Superego
(このエフェクターでギター音をフリーズさせ、さらにその音をLeslieスピーカーを通して、オルガンのようなサウンドに)
⑧ Electro Hum Debugger(ノイズフィルター)
⑨ ダンパーペダル(サスティンのオン・オフ用)
⑩ 不明
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