Yuichiro Suzuki Reports

Googleの検索順位が大幅に下がったときに行うべき対処法

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はじめに

今まで安定して検索上位にいたサイトが突然、圏外に飛んでいってしまったら驚きますよね。この危機が僕の身に起きました。。

数ヶ月間安定して上位表示していたキーワードが数個圏外になり、日に日にアクセス数が落ちていくのを見て正直焦りました(笑)

 

しかし、焦っていても何も改善されません。そこで、パンダ・ペンギンアップデートの有無やコンテンツの見直しなど一つずつ冷静に検証し、改善していきました。

その結果、圏外だったキーワードも以前の順位に戻りました。

そこで今回は、僕がどのようにしてこの危機から抜け出したか紹介します。検索順位が大幅に下がってお困りの方に少しでもお役に立てればと思います。

 

検索順位が大幅に下がったときに行うべき対処法

1、パンダ・ペンギンアップデートの確認

パンダアップデートとペンギンアップデートの発生時期と、自分のサイトのアクセス数の増減を比較することのできるサービス、”パンギン”を利用します。
(このサービスは、Googleアナリティクスに登録していなければ使えません。)

パンギン
http://goo.gl/LuvGWX

このサービスで自分のサイトが順位変動した時期とパンダ・ペンギンアップデートが行われた時期を照らし合わせます。

赤色の縦線が、パンダで青線がペンギンです。

もし、パンダ・ペンギンアップデートと検索順位の変動時期がかぶった場合は以下の2点を確認します。

 

a) サイトのコンテンツ

コンテンツの内容が薄くないか?、作成したコンテンツが他者のコンテンツからコピーしたものであったり、オリジナリティに欠けたものでなはいか?を確認します。
もし、上記に該当するのであれば至急コンテンツの見直しをおすすめします。

 

b) サイトへの外部リンク

検索順位を上げるためといった悪質な外部リンクを利用していないか?大量の不自然なリンク(コンテンツとは関係のない内容からのリンク)が張られていないか?Google Serch Consoleのサイトへのリンクを使用して確認します。

検索順位の変動時期がかぶっていない場合は、Google Serch Consoleを使用してサイトの状況を確認します。

今回、僕のサイトの順位変動は、パンダ・ペンギンアップデートの時期と異なりました。

そのため、Google Serch Consoleを使用して一つ一つ原因を探り対処していく方法を選びました。

 

2、Google Serch Consoleを確認

Google Serch Consoleにアクセスします。
https://goo.gl/5bfD

 

1 ダッシュボードの確認

Google Serch Consoleのダッシュボードに重要なメッセージが届いていないか?ステータスにエラー、警告がきていないかを確認します。

もし、警告やエラーの確認ができたら至急、改善します。

 

2 HTMLの改善

HTMLの改善を確認します。メタデータやタイトルの重複は、検索エンジンに好まれません。そのため、検索エンジンの変動にも影響を与える可能性があります。

※ ディレクトリが/?guid=onのURLにより重複されてしまう場合があります。これはGoogle上にインデックスされませんので無視してかまいません。

 

3 Fetch as Googleを使ってレンダリング

Fetch as Googleのレンダリング機能を使って、Googlebotが自分のサイトをどのように見ているかを確認します。

このレンダリングにより今回の検索順位変動の改善点を見つけることができました。

結論から言うと、今回の検索順位変動の原因は、Wordpressで使用しているLazy Load系プラグインが原因の一つだったようです。

Lazy Load系プラグインを有効にしていると、Googlebot では画像がうまく読み取らないようです。

また、画像のコードに”<noscript>タグ”が自動で入ってしまいます。このタグは基本的にGoogleはインデックスしません。そのため、”<noscript>タグ”を悪用する者も居るそうです。

参考文献 : https://goo.gl/kfhJA3

Lazy Loadプラグインを外すと、Googlebot にも画像が表示されるようになり、”<noscript>タグ”も消えました。

 

3 SEOツールで確認

SEOツールを利用して、タイトル、h1、キーワード、descriptionがきちんと設定されているか確認します。
一つでも欠落していると正しく検索エンジンにインデックスされない可能性があります。

僕の場合、Wordpressでh1tタグを独自で設定できるようにしていました。今回、たまたまSEOツールで確認したら今まできちんと反映されていたh1タグが反映されていないことがわかり、改善することができました。

定期的にSEOツールを使ってサイト診断するのは大切です。

 

改善結果

上記の作業を行って三日後、一つのコンテンツを除き、全てのコンテンツが元の順位に戻りました。
正直なところ、Googleのランキング付けには数百もの要素があり、今回紹介した作業により検索順位が戻ったとは自信を持って言えません。

もしかすると何もしないことが一番の対処法だったのかもしれません。

しかし、数年間SEOに関わってきてわかったことは、Googleは極めてユーザー視点であるということです。
安定した検索順位を保つためには、ユーザーにとって使いやすく、役立つコンテンツであり続けることだと思います。所詮、僕たちは常にユーザーの視点に立ち、自分のサイト、コンテンツを少しずつ改善していくしかできないのです。

ご観覧ありがとうございました!

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