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Amazon社が無料で提供しているツールKindle Comic Creatorの使い方について紹介します。
Kindle Comic Creatorは、マンガ、写真集など画像ファイルを素材にした電子書籍作成に便利なツールです。最終的には、mobiファイルに変換され、Kindle Direct Publishingに適したファイル形式に出力されます。
今回、写真集の出版にあたり使用し,た素材をもとにして紹介してみたいと思います。
1 Kindle Comic Creatorをダウンロード
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=3077699036
へアクセスしてKindle Comic Creatorをダウンロードします。
dmgファイルを開きインストーラーをクリックしてインストールを開始します。
(Apple Macの場合)
アプリケーションフォルダの中に”Kindle Comic Creator”フォルダが作成されていればインストール成功です。
フォルダの中のKindle Comic Creatorをクリックしましょう!
2 プロジェクト作成
インストールが無事に完了したら早速本を作成してみましょう!
“本を作成する”をクリックします。
まず、パネル選択を行います。ここでは、扱う本の言語やページの大きさなど本自体の設定を行います。
縦向き横向きを自動的に切り替えさせたい場合は、本の組方向を”アンロック”に選択しましょう。
本のページの進行方向はお好みで設定してください。
本のメタ情報、本の保存先などを設定します。
※ 本の保存先は空のフォルダでないと指定できません。
“ページの追加を開始”をクリックして画像素材を読み込みます。
3 基本的な使い方
写真素材の読み込みに成功すると以下のような画面になります。
ここから、基本的な操作、設定を紹介したいと思います。
a) プレビューの拡大縮小
右に表示されたKindle端末?のモックはデフォルトではかなり拡大されているので、見やすくなるよう縮小させます。
個人的には50%が一番観やすかったです。
(Mac book air 11inch)
b) 縦横変更
コミックマンガや写真集は、見開きのページも多数扱います。そのため、縦表示だけではなく横表示でも確認しなくてはなりません。
c) 見開きページ設定
横表示での見開きページは、画像素材を2枚つなぎ合わせて表示します。そのため、2つの画像を一つにつなぎ合わせる設定を行わなければなりません。
見開きページ用の画像カットの方法は、別記事にて紹介させていただきたいと思います。
つなぎあわせたい画像を2つ選択してページ設定から”見開きページ”をクリックします。
右側にくる画像が若番になっていないと逆になってつなぎ合わされてしまいますので注意が必要ですです。
4 ビルド
画像の読み込み、見開きページの設定が完了したらビルド&プレビューを行います。
ビルドされ出力されたmobiファイルは、初期設定で指定した本の保存先に自動で吐き出されます。
また、ビルドされた後に処理されるプレビューは、Kindle comic creatorをインストールした時に付属してきたKindle Previewerが自動的に立ち上がり、プレビューされます。
Kindle Fire , Kindle Fire HD , Kindle Fire HD 8.9の端末がプレビューできます。
iPadやiPhoneなど他の端末でもプレビューできたら便利でした、、、
5ファイルの確認
本のビルド、プレビュー確認が完了したらKDP(Kindke Direct Publishing)にアップロードするためのmobiファイルがきちんと出力されているか確認しましょう。
また、ビルドされたファイルが” .mobi) “とバグが発生(2014年9月現在)しているようなので
拡張子も確認しましょう!
最後に
Kindle Comic Creatorは、画像素材を扱うので出力されたmobiファイルは余裕で数十MBに達成してしまいます。
今回僕が作成した写真集は90ページほどで41MBありました。
以前は、KDPにアップロードできるファイルサイズは50MBまでと決まっていましたが現在では、650MBまでアップロード可能です。
しかし、本の容量が大きいと本の価格設定が高くなる他、ダウンロードする時間が長くなり、購入して頂くユーザーにストレスを与えてしまいます。
そのため、本のデータの容量は出来るだけ抑えることに注意しましょう!
Kindle Comic Creatorのポイントは、いかにファイルの容量を抑えるか?がポイントなのかもしれません。
ご観覧ありがとうございました!
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