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はじめに
これまでWP-Mail-SMTPプラグインでGmailのSMTPサーバーを利用するためには、WP-Mail-SMTP内のSMTP設定をG-mail用に設定するだけでした。
ところが、Googleのセキュリティシステムの変更により、WP-Mail-SMTPプラグインからGmailのSMTPサーバーへのアクセスがブロックされるようになりました。
その結果、GmailのSMTPサーバー利用して正常にメールの送信が行うことが出来なくなりました。
そこで今回は、Googleのセキュリティシステムに合わせてWP-Mail-SMTPでGmailのSMTPサーバーを利用する方法をご紹介します。
安全性の低いアプリの許可を有効化する
一番手っ取り早い方法は安全性の低いアプリの許可を有効化することです。
https://www.google.com/settings/security/lesssecureapps
この作業を行うとGmailのSMTPサーバーへ全てのアプリからアクセスが可能になります。
そのため、WP-Mail-SMTPプラグインからのアクセスが可能になり、メールの送信ができるようになります。
ただし、この方法を採用するとGoogleアカウントが攻撃者に不正使用される恐れが高くなるため、僕はおすすめしません。
なので、こういったリスクを負いたくないという方は、次項で紹介するアプリパスワードの利用をおすすめします。
アプリパスワードの利用
アプリパスワードとは、Googleアカウントパスワードとは別のアプリ専用のパスワードのことです。
アプリパスワードを利用することで安全性の低いアプリからのGoogleアカウントへの不正使用などの攻撃を防ぐことができるようになります。
つまり、Googleアカウントのセキュリティの安全性を保ったまま、WP-Mail-SMTPでGmailのSMTPサーバーを利用し、メールの送信ができるようになります。
ただし、アプリパスワードを利用するためには、Googleアカウントの2 段階認証プロセスを有効にしなければなりません。
2 段階認証プロセスの有効化
2 段階認証は、自分しか知り得ないパスワードと自分しか持ち得ないスマートフォンに送信されるコードを使ってログインすることにより、アカウントのセキュリティがさらに強化させます。
以下にアクセスし、2 段階認証プロセスの項目をクリックします。
https://myaccount.google.com/security?pli=1#signin
設定開始をクリックし、2 段階認証プロセス設定を手順に従って行います。
確認コードを自分の携帯電話に送信し、②の手順で送信されたコードを貼り付けます。
使用しているPCを信頼しているパソコンとして登録するとパソコンでログインするたびに確認コードを入力しなくて済みます。
（ブラウザでcoockieの消去を行うと確認コードを入力する必要があります）
これで2 段階認証プロセスの有効化が完了です
アプリ パスワードの作成方法
次にアプリ パスワードを作成します。
以下にアクセスし、アプリパスワードの項目をクリックします。
https://www.google.com/settings/security
端末を選択を「その他」に選択します。
名前はなんでも良いです。今回はWordpressプラグイン用に利用するため、”wordpress”としました。
生成をクリックするとアプリ パスワードが生成されます。
この生成されたパスワードをWP-Mail-SMTPプラグインのSMPT設定に貼り付けると設定完了です。
これでGoogleアカウントのセキュリティの安全性を保ったまま、WP-Mail-SMTPでGmailのSMTPサーバーを利用し、メールの送信ができるようになります。
まとめ
Googleのセキュリティシステムの変更により、WP-Mail-SMTPプラグインでGmailのSMTPサーバーを経由してメールの送信ができなくなりました。
これを回避するための主な方法は、
- 安全性の低いアプリの許可を有効化する
- アプリパスワードの利用
の２つの方法があります。
安全性の低いアプリの許可を有効化は、Googleアカウントへの不正侵入などのリスクがあるため、アプリパスワードの利用がおすすめです。
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