Yuichiro Suzuki Reports

1日1食を医学会ではタブーとされてる千島・森下学説からみてみた

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はじめに

ここ数年、一日一食や断食を私生活に取り入れてきました。

食を制限することは身体に良くないと思われがちですが、一日一食にしても断食しても体調が悪くなったことは一度もなく、むしろ体調がよくなっていきました。

こういった経験から、本当は人は食べなくても生きていけるのではないだろうかという疑問が出てきました。

なので、最近ではいろいろな文献をあさり、一日一食をはじめ、少食、不食に関する研究をはじめるようになりました。

そういった中で、これらの疑問を少しだけ解決してくれた学説を発見しました。

それは、千島・森下学説です。

千島・森下学説とは

千島・森下学説とは、「食は血となり肉となる」。同様に飢餓や傷の場合は「肉(体細胞)は、血(血球細胞)となり食(栄養)となる」と実証された学説です。

故・千島喜久男博士が提唱し、森下敬一博士によって実証を重ねた理論です。

しかし、この学説は、50年以上も昔に発表されながら学界から完全黙殺されて今日に至っています。

この学説は主に3本の柱で成ります、

① 腸管造血説

食べた物は、腸で血となり、全身をめぐって肉となる。これが、腸管造血説です。

この説は、森下敬一博士が実証し、提唱し続けています。

この腸管造血説のメカニズムは以下のとおりです。

  1. 核放出 : 腸の絨毛細胞から細胞が放出される
  2. 細胞新生 : 核に細胞質が付加され、新細胞に成長していく
  3. 赤血球母細胞へ : 新細胞は、さらに赤血球母細胞へ成熟します
  4. 毛細血管へ : 母細胞から生まれた大量の新生赤血球が毛細血管に流れ込む
  5. 核遊離 : 役目を終えた母細胞の核が遊離され放出される
  6. リンパ球へ : 放出された核はリンパ球に変化する
  7. 腸管免疫 : 生成されたリンパ球は、バイエル板などに貯蓄され腸管免疫の主役となる

これらは、要するに食から抽出された栄養分が、大量の赤血球さらに白血球に変化し、毛細血管やリンパ管などから全身に運ばれていく様子をあらわしています。

しかし、現代医学では未だに血は骨髄で作られるという「骨髄造血説」が主流となっています。

② 細胞可逆説

千島・森下学説の二番目の理論が細胞可逆説です。

わかりやすく言うと、「肉は血となり食となる」。
つまり、体細胞は血球細胞にもどり栄養源になるということです。

例えば、山で遭難した人が、長い期間を経て奇跡的に救助されると、やせ細って降りてきます。

飢餓状態で肉や脂肪などの体細胞は血球細胞に戻り、さらに、生命を養う栄養源となって消費されたからです。

また、後術するカントンの犬の実験でも細胞可逆説を立証しています。
これにより、輸血の必要性は、完全に否定されてしまいます。

③ 細胞新生説

従来の生物医学理論では、「細胞は細胞からしか生まれない」というのが一般的でした。

これに対して千島・森下学説では、「細胞は新生する」と主張します。

この主張は、既成医学界では「精神鑑定を要する」とまで言われましたが、1970年代に「細胞寄生説」が事実として認定されます。

これは、それまで人体細胞の一部であると思われてきたミトコンドリアなどが、過去には、別の微生物であり、それが人体の細胞内に侵入して寄生して共存して生き続けてきたという驚愕事実です。

また、近年ではソマチッドという不死の微小生命体が発見されました。

写真出典 : http://www.somatid-labo.com/what.html

ソマチッドは、試験管内で16段階に生体変化することが観察されます。

森下博士は、宇宙の生命エネルギーが経絡に吸収されると、このソマチッドが次第に成育・増殖し、それらが集合して体細胞に変化するという「経絡造血説」を提唱しています。

この説が本当だとしたら不食で生きている人が数多く存在することもまったく不思議ではありません。

千島・森島学説を補強する学説

肉は血となり食となる。千島・森島学説を補強する学説があいつぎます。

カントンの犬

カントンの犬とは1897年、フランスの生物学者ルネ・カントンに行われた実験です。

カントンは、「海は生命の始源である」と確信し、歴史的実験を行いました。

それは、愛犬の血液を、海水と入れ替えるという大胆不敵な実験でした。

海水は約3・5分の1と血液の塩分濃度に調整されました。こんな実験をしたら犬は死んでしまうと思われます。

ところが、結果は違い、カントンの犬は最初はぐったりしていましたが、やがて、元気を取り戻し、起き上がりました。

そして、実験前より活発に飛び回ってみせたそうです。

つまり、この実験は、「薄めた海水」は輸血の代替になるということです。

では、血球成分は、一体どこから生じたのでしょうか?

それは、「肉は血となり食となる」。体細胞が血球細胞に戻ったことにより生じたということです。

カントンの犬以外にもケルヴラン元素転換、生体内元素転換など数多くの千島・森島学説を補強する学説が存在しています。

一日一食どころか不食も可能?

「食は血となり肉となる」その逆もしかり。という千島・森下学説を突き詰めていくと、一日一食どころか不食も可能になります。

最近では、糖新生など体内で栄養素が生成できることも実証され、今までの食習慣を根本的に見直すべき時がきているように思います。

僕自身の少食体験から一日一食でも人は生きていることがわかりました。次は不食に挑戦してみたいと思ってしまいますが、現代社会を生きる上で不食を実践するのは難しいです。

なので、いつか僕がホームレスになり社会から完全に断絶したときにゆっくりと実践してみたいと思います。

それまでは、千島・森下学説をはじめ、さまざまな説を研究し、無理のない範囲で少食を実践していきたいと思います。

ご観覧ありがとうございました!

参考文献:

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