MacでラズベリーパイにKali Linuxをインストールする方法

Yuichiro Suzuki

8年前

最近、サイバーセキュリティの分野にとても興味があり、ラズベリーパイにKali Linuxをインストールできないかと調査していました。

ラズベリーパイにKali Linuxをインストールできることは確認できましたが、どれもWindowsを利用したインストール方法でMacでインストールする方法は、ネット上ではなかなか見つかりませんでした。

そこで、いろいろと試行錯誤した結果、無事にMacでラズベリーパイにKali Linuxをインストールすることに成功しました。

なので今回、できるだけわかりやすく、MacでラズベリーパイにKali Linuxをインストールする方法をご紹介します。

SDカードフォーマッターを以下からダウンロードし、インストールします。

インストール完了後、Kali LinuxをインストールするSDカードをMacに設置し、SDカードフォーマッターを起動します。

フォーマットオプションをクイックフォーマットに選択し、フォーマットします。

以下からRaspberryPi用のKali Linuxをダウンロードします。

次にファイルの解凍を行います。ダウンロードしたファイルの拡張子はxzのため、Apple純正の解凍ソフト、アーカイブユーティリティでは解凍できません。

そのため、The Unarchiverを利用して解凍します。

The Unarchiverをインストール後、ダウンロードしたKali Linuxファイルを右クリックし、”アプリケーションで開く”からThe Unarchiverを選択し、解凍します。

解凍後、拡張子が非表示、もしくは、.downloadとなってしまうため、拡張子を.imgと書き換えます。

SDカードのフォーマット、Kali Linuxファイルの入手とこれで、ラズベリーパイにKali Linuxをインストールする準備が整いました。

最後にMacのターミナルを利用して、Kali Linuxのインストールを行います。

SDカードをMacに接続してターミナルを起動し、以下のコマンドを実行します。

diskutil list

すると、Macのデバイスディスクの結果が表示されるので、接続したSDカードがきちんと認識しているか確認します。

確認したら、以下のコマンドを実行し、SDカードをアンマウントします。

diskutil unmountDisk /dev/disk2

次にKali Linuxのファイル情報を開き、Kali Linuxの場所をコピーし、テキストに貼り付けます。

さらに、Kali Linuxのファイル名（kali-2.〜rpi2.img.xz.img）をコピーし、スラッシュの後に追記します。

/Users/YUICHIRO1/Downloads/kali-2.1.2-rpi2.img.xz.img

そして、以下のコマンドに上記のディレクトリを移植してインストールを実行します。

sudo dd if=/Users/YUICHIRO1/Downloads/kali-2.1.2-rpi2.img.xz.img of=/dev/rdisk2 bs=1m

実行すると、パスワードの要求がありますので、Macで使用しているパスワードを入力します。（入力後何の反応もありませんが、実行されています。）

５〜１０分程すると、インストールは完了します。
（インストール実行中にCtrl + Tを押すと現在のインストール進歩状況を表示することができます。）

インストール完了後、ラズベリーパイにKali LinuxをインストールしたSDカード、キーボード、マウス、ディスプレイを接続し、ラズベリーパイを起動させます。

ログイン画面が表示されたらインストール成功です。

初期のログインユーザーとパスワードは、

ログインユーザー : root
パスワー : toor
です。

無事にMacでラズベリーパイにKali Linuxをインストールすることに成功しました。

ラズベリーパイ上でも想像以上にさくさく動いています。

今後は、Kali Linuxのツールや機能に関して少しずつですが、紹介していきたいと思います。

ご観覧ありがとうございました！