Yuichiro Suzuki Reports

WordPressをphp7にアップデートした結果

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はじめに

2015年下旬にphpの約10年ぶりのメジャーアップデートとなるphp7が発表されました。

php7では、PHP 5系の2倍近くのパフォーマンを誇るHHVM(HipHop Virtual Machine)に匹敵するほどの実行速度があるようです。

また、WordPressとphp7に関するベンチマークの結果も発表されました。

  • キャッシュなしではHHVMの方がPHP7よりも7%高速に動作
  • キャッシュあり(WP Super Cacheを使用)ではPHP7がHHVMよりも44%高速に、PHP5.6がHHVMよりも13%高速に動作
  • キャッシュなしではLiteSpeedとApacheがほぼ同じ性能を発揮
  • キャッシュありではLiteSpeedがApacheよりも89%高速に動作、NginxはApacheよりも26%高速に動作
  • キャッシュなしとキャッシュありでは最大で5700%の性能差

引用元 : http://news.mynavi.jp/news/2015/09/09/140/

WordPressのベンチマークにおいて最大で5700%のパフォーマンス向上が確認できたそうです。

これだけ話題となっているメジャーアップデートならと、早速本ブログでphp7を導入してみました。

 

php7にアップデート

本ブログの運用には、Xserverを利用しています。

Xserverには、ワンクリックでphpバージョンを切り替える機能がありますので、簡単にphp7にアップデートできました。

php7に変更すると、php高速化設定でのFastCGIとOPcacheが標準で有効化されるようです。

 

結果

php7変更後の表示速度をGTmetrixとPageSpeed Insightsを用いて検証してみました。

GTMatrix

php7変更前(php ver,5.3.3)の測定結果は以下です。

php7変更後。

なんと、パフォーマンスはワンランクアップの”A”になり、ページ読み込み時間が、3.6秒も改善しました。

PageSpeed Insights

次に、PageSpeed Insightsを利用して測定してみます。

php7変更前の速度は、

モバイル56パソコン69。

次にphp7変更後。

モバイル59パソコン72と変更前に比べ速度向上に成功しました。

まとめ

php7にアップデートした結果、Wordpressで運営しているブログの表示速度が向上しました。

ページ読み込みは非常に快適になり、管理画面での操作もサクサク感が増しました。

メジャーアップデートなので安定して動作するか心配になりますが、本ブログ(Wordpressバージョン4.4.1) では、問題なく動作しています。

もし今後、バグなどによる問題が発生したら改善内容を紹介します。

ご観覧ありがとうございました!

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