WordPressをphp7にアップデートした結果
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はじめに
2015年下旬にphpの約10年ぶりのメジャーアップデートとなるphp7が発表されました。
php7では、PHP 5系の2倍近くのパフォーマンを誇るHHVM(HipHop Virtual Machine)に匹敵するほどの実行速度があるようです。
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また、WordPressとphp7に関するベンチマークの結果も発表されました。
- キャッシュなしではHHVMの方がPHP7よりも7%高速に動作
- キャッシュあり(WP Super Cacheを使用)ではPHP7がHHVMよりも44%高速に、PHP5.6がHHVMよりも13%高速に動作
- キャッシュなしではLiteSpeedとApacheがほぼ同じ性能を発揮
- キャッシュありではLiteSpeedがApacheよりも89%高速に動作、NginxはApacheよりも26%高速に動作
- キャッシュなしとキャッシュありでは最大で5700%の性能差
WordPressのベンチマークにおいて最大で5700%のパフォーマンス向上が確認できたそうです。
これだけ話題となっているメジャーアップデートならと、早速本ブログでphp7を導入してみました。
php7にアップデート
本ブログの運用には、Xserverを利用しています。
Xserverには、ワンクリックでphpバージョンを切り替える機能がありますので、簡単にphp7にアップデートできました。
php7に変更すると、php高速化設定でのFastCGIとOPcacheが標準で有効化されるようです。
結果
php7変更後の表示速度をGTmetrixとPageSpeed Insightsを用いて検証してみました。
GTMatrix
php7変更前(php ver,5.3.3)の測定結果は以下です。
php7変更後。
なんと、パフォーマンスはワンランクアップの”A”になり、ページ読み込み時間が、3.6秒も改善しました。
PageSpeed Insights
次に、PageSpeed Insightsを利用して測定してみます。
php7変更前の速度は、
モバイル56パソコン69。
次にphp7変更後。
モバイル59パソコン72と変更前に比べ速度向上に成功しました。
まとめ
php7にアップデートした結果、Wordpressで運営しているブログの表示速度が向上しました。
ページ読み込みは非常に快適になり、管理画面での操作もサクサク感が増しました。
メジャーアップデートなので安定して動作するか心配になりますが、本ブログ(Wordpressバージョン4.4.1) では、問題なく動作しています。
もし今後、バグなどによる問題が発生したら改善内容を紹介します。
ご観覧ありがとうございました!
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