日本最古のインド料理店ナイルレストランがいろんな意味でやばかった

2016/06/24
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銀座の歌舞伎座から徒歩2分。昭和通り沿いに小さな老舗インド料理屋がある。
その名は、ナイルレストラン。
ナイルレストランは、昭和24年(1949年)A・Mナイル氏により創業された日本最古のインド料理屋である。
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現在は二代目G・Mナイル氏、三代目の善己ナイル氏により営まれ、創業当時から食材はもちろん、食材の仕入れ先やメニューなどを一切変更しない頑固なスタイルでナイルレストランの味を守り続けている。
そんな、老舗インドカレー店の味を体験しようとナイルレストランに足を運んでみた。
時は平日の11:20。開店前であるにもかかわらずで店の前は既に行列。
開店時間11:30ちょうどに店内に案内された。
案内したのは、番頭。店主のナイルさんはお休みのようだ。
案内された席につくとメニューがない。すると、番頭に「ムルギーカレーでいい?」と言われ、その勢いに負けて「うん」と答えてしまった。
メニューの選択権はこちらにないらしい(笑)
店内は、ピンク色で統一され、棚にはインド直輸入の調味料やナイルレストランがプロデュースしたカレーやギーなどが並べられていた。
メニューを決められ数分後、ナイルレストラン名物のムルギーカレーが運ばれてきた。
スタッフの慣れた手つきできれいにチキンをほぐしてくれた。
ご飯は黄色く輝くサフランライス。お米は岩手米を使っているようだ。
小心者の私がスプーンですくったライスを一回一回カレーにつけて食べていたら、番頭に「まぜて!」「まぜればまぜるほど美味しくなる!」とのご指摘。
どうやら、このムルギーカレーは全てしっかり混ぜて食べることがお店の流儀らしく、まわりのお客さんも必死でカレーとご飯を混ぜていた。
そして、私も負けじとまぜ、まぜ、まぜ、、
不器用ながらも、まぜ、まぜ、まぜ、、
ご飯とカレーが完全に混ざってから再度、一口食べてみた。
うめえ、、辛さはほとんど感じさせない、中辛程度。チェーン店でよく感じる化学調味料によるスパイスによるいやみな香りは一切なく、非常にあっさり。
それもそのはず、ナイルレストランのカレーは化学調味料一切使用せず、食材、素材を厳選して丁寧に作られるからだ。
また、カレーのルーが非常にさらさらしていたためか、カレーとライスを混ぜた後はリゾットのようだった。そう、カレーリゾット。
これまでいろいろなカレーを食べてきたが、ナイルレストランのムルギーカレーはかなり異色だった。
美味しいんだけど何か変。これが長く愛されるカレーの秘訣なのであろう。
完食後はほどよく胃の中がポカポカに。心もお腹もいっぱいである。
しかし、この時代に番頭を雇っているなど良い意味でいろいろとやばい店だった。
銀座に来たらまた立ち寄りたいインドカレー屋だ。
ナイルレストラン
営業時間 :
平日/11:30~21:30
日曜・祝日/11:30~20:30定休日/火曜日
ランチ営業、日曜営業
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