Kindleを出版する際の画像加工法
2015/10/15
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Kindleで自分の作品を出版してみよう!!シリーズ、今回は、出版する際の写真画像の加工方法について紹介します。
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本記事では、Amazon社が提供するマンガ、写真集作成に適したツール、Kindle Comic Creatorを使用して出版することを前提としています。
画像素材を使ってKindleを出版するためには以下の5つの作業が必要です。
- 画像の圧縮
- 推奨サイズに最適化
- 見開き用の切り抜き作業
- Comic Creatorで本作成
- KDPに本を登録
本記事は、1〜3の画像加工の工程について紹介しています。
1 画像の圧縮
はじめに画像圧縮について説明します。
画像素材を中心にKindle出版をするには一枚一枚の画像のデータ容量の削減が大切です。
なぜなら、最終的にできあがった本のファイルのデータサイズで本の希望小売価格が決定されるからです。
また本のサイズが大きいと購入時のダウンロードに時間がかかり、ユーザー側にストレスを与えてしまいます。
そのため、いかに画質を劣化させずに効率よく画像圧縮させるかがポイントとなります。
a) Jpegminiで圧縮する
画像ファイルの圧縮 ソフトJpegminiを使用します。
このソフトは圧縮率が高く、劣化率も少ないのでおすすめのソフトです。
参考記事 : サクッと画像圧縮!JPEGminiの画質劣化と操作性について
無料で使用できる画像圧縮サービスがあります。
こちらもおすすめです。
参考記事 :画像を最高90%圧縮できるCompressor.ioを試してみた
以下の画像サイズは、20MB程あります。
Jpegminiで圧縮するとデータサイズが1/4に圧縮されます。
ほとんど劣化を感じません。
次項の推奨サイズに最適化で更に画像を圧縮することになります。
2 推奨サイズに最適化
KDPでは、”短辺を 625 ピクセル以上、長辺を 1,000 ピクセル以上にします”という推奨が掲載されています。
参考記事: カタログ・表紙画像の作成
また、”画像の品質を最高にする場合は、短辺を 2,820 ピクセル、長辺を 4,500 ピクセルにします”
と記されておりますが、画像のデータサイズが大きくなってしまうため短辺を 625 ピクセル以上、長辺を 1,000 ピクセル以上になるように設定します。
横画像は、1024✕1536に 縦画像の場合は、1280✕853設定しました。
最終的な画像のデータサイズの目安は、横画像で800kb以内、縦画像で500kb以内を目安にしましょう!
ここまで圧縮して大丈夫なの?と思いますが、Jpegminiを使用した圧縮ならKindle FireHD、iPadくらいの大きさの端末では問題無いレベルの画質です。
将来の回線速度のアップ、携帯端末の大容量化が進めば、データの圧縮率に悩まずに済むと思います。
3 見開き用の切り抜き作業
最後に、見開き用の画像に切り抜く作業を行います。
横表示画像の場合、二つに割った画像を一つに組み合わせて表示している為、画像素材を1/2に切り抜かなければばりません。
本記事ではPhotoshopCCを使用して切り抜き作業を行っています。
画像素材の切り抜き方法
※ 注意!Comic Creatorの使い方の記事でも取り上げましたが、Comic Creatorに読み込まれた際のページの順番は右サイドの画像が若番になります。そのため、切り抜きは、右サイドか行いましょう!
今回の実例では、左サイドを例にとっています。
まず、Photoshopに切り抜きたい画像素材を読み込みます。
切り抜きツールを選択して、768×1024と値を入力します。
すると切り抜く大きさのボックスが出来上がるので切り抜きたい位置に持っていきます。
Enterを押すと切り抜かれます。
保存する時は、ファイルからWEB用に保存を選択して設定した値に切り抜かれているか確認して保存をしてください。
これで片方ができあがりました。
アンドゥ(Comand + Z)を行い、元のファイルに戻してもう片方も同じように切り抜きましょう。
この作業は、もの凄く手間がかかります。
しかし、10枚あたりを超えてくると慣れてきますのであきらめずに頑張りましょう!(笑)
以上、Kindleを出版する際の画像加工法でした。
画像加工が無事に完了しましたら、
Kindle Comic Creatorにで実際に本を作成してみましょう!
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