ジャックアタリ直伝!21世紀を生き抜くための7つの原則
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はじめに
現在、世界中あらゆるところで経済危機、紛争、気象変動、環境破壊が活発になっています。僕が住む日本でも首都直下型地震や気象変動、少子高齢化などの多くの問題が危惧されています。
今後僕たちは、こういった危機的問題の中で21世紀をどのようにサバイブしていくべきか、個人、企業、国家単位で真剣に考えていかなければなりません。
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では、21世紀を生きる上でどのようなことを意識していくべきなのでしょうか?
そこで今回は未来学者であるジャックアタリ氏の著書、「危機とサバイバル」から今後21世紀を生きるためのサバイブ術を学んでみたいと思います。
ジャックアタリとは
ジャックアタリ氏は、ミッテラン仏政権の大統領特別補佐官や欧州復興開発銀行の初代総裁を務め、近年では歴代の仏大統領のブレーンとして、ヨーロッパ政財界で重責を担ってきた一方で、50冊近い著書をもち、エコノミスト・歴史家・政治学者・哲学者・作家として幅広い研究者・著作者として活躍し、”ヨーロッパ最高の知性”とまで称されています。
また、最近ではサブプライムローンによる世界金融危機、9.11テロやギリシャの国家破綻などを未来予測したことで注目を集めています。
21世紀を生きる7つの原則
これから紹介する21世紀を生きる7つの原則は、アタリ氏が人類史を長年に渡って研究・考案した結果編み出された原則です。この原則は、今日の経済危機、飢餓、戦争、独裁者の出現、地震、津波、巨大津波、雪崩、さらには、個人的な悲劇や心理的危機など、いかなる時代の脅威や危機に適応可能で、今後のサバイバル時代を生き抜くための指針となるでしょう。
原則1 自己の尊重
自らが、自らの人生の主人公であること。
そして、生きる欲望をもち続け、自己を尊重する。
すなわち、自分を過小評価せず、自己嫌悪に陥ることなく、自分の人生が自らにとって希少になるように行動し、自己の存在を信じること。
<心がけるべきこと>
- 自分とは何者か?を定義する前に、頼りになるのは自分のみであるのを肝に銘じること。
- いかなる危機であれ、冷静さを保ち、パニックに陥らない。
- たとえ認めるのが不快だったとしても、起きた出来事は事実として受け止めること。
- いかなる時も楽観的に、悲観的にはならない。
原則2 緊張感
常に長期的な展望を描き、自らのために、20年先のビジョンを身につけ、それを絶えず更新する。
また、一瞬ごとを最後の瞬間として、できる限り目一杯に生きる。特に会話・驚き・笑い・愛情・友情・芸術など感動をすることに時間を費やす。
<心がけるべきこと>
- 長期的にみて、有益だと判断したのであれば、即座に犠牲を払う判断力を養う。
- 人生は一回きりであるということを忘れず、唯一希少な時間を大切にする。
- 常日ごろから、今を人生最後の瞬間として生きる心構えをする。
原則3 共感力
いかなる危機が起きても、敵や味方、他者の立場に立って考える。
そのために、状況を分析する能力、他者の態度を分析する能力、他者の言いたいことを理解し、他者の誠実さを尊重し、敵か味方かを見抜く力を持つ。
<心がけるべきこと>
- 敵でも味方でも、彼らの文化・存在意義を理解する
- 起こりうるすべての脅威の正体を突き止め、敵か味方を区別する。
- 他者に対して常に友好的にふるまう。
- 恥や怒りの感情を示すことなく、敵にも理があることを認める
原則4 柔軟な準備
地震、戦争、経済危機などさまざまな危機を予測し、備蓄・保険・避難先の確保による柔軟な準備を行う。柔軟性に適応した者だけが、常に歴史を生き残ることができる。
<心がけるべきこと>
- 職種、能力、生活の場、収入源など一つだけに依存しないようにする
- 自分が生きる上で必要なものを常に検証する
原則5 独創性
危機をチャンスとして新たな展開につなげるための独創性を持つ。危機的状況の中では最高の自分を今までとは異なる場所で見出すチャンスなのではないかと考える。
<心がけるべきこと>
- 自分が持っている資源が不足しているのなら、何が欠けているのか理解し、不足を自分の進歩に変える。
- 常にポジティブな思考、勇気、独創的な実践を心がける。これには、筋トレと同様に、日々の鍛錬が必要。
原則6 適応力
あらゆる状況に適応できる能力を持つ。
自己に対する尊重は譲らないが、必要に迫られれば、他者になるために価値観・人生計画・アイデンティティを変える能力を持つ。
つまり、ノマド、強制移住者、不法移民など今日まで世界中の恵まれない人々が行ってきたように、予測する大変動の前に、あらゆる都市、国、言語で生きる、そしてあらゆる行動をとれる状態を保てるようにする。
原則7 革命的な思考力
危機的状況に対応できない自分自身に反旗を翻す革命的な思考力を持つ。
最後に、どうしようもなく追い詰められ、正当防衛が不可能な状態に陥ったら極端な状況に対応する心構えが必要。社会の常識や規則を踏みにじってでも世界に対して反旗を翻す。このときも、変わらずに自己の尊重が必要であり、この最後の原則は、最初の原則へと連環し、7つの原則は、全体として首尾一貫する。
参考文献
写真出典 :
http://www.olivierroller.com/archives/photo.php?portrait=attali-jacques
まとめ
アタリ氏の著書 危機とサバイバルは、21世紀を生き抜く方法として7つの原則とシンプルにまとめられています。どんな危機的な状況に陥っても自分を見失わないこと、他人に依存せず自立することの大切さを学ぶことができます。
しかし、正直僕はアタリ氏を少し胡散臭い人物だと見ています(笑)なぜなら、アタリ氏が欧州復興開発銀行の初代総裁であったこと、ビルダーバーグ会議へ参加したこと。また、これほどの知識と未来への予測力があるのは世界中の人々の洗脳に関わっているプロパガンダ創作機関、タビストック人間研究所や世論調査団体と関わりがあるのでは?と疑うべき点もあります。
なぜ、アタリ氏一人でこれほどの予測を掻き立てられることができ、世界に広めることが可能なのか?裏のことを含め考えていかなければならないと思います。
世の中は、常に表と裏、陰と陽から成り立っています。
結局、どんな危機的な状況に陥っても人生を楽しくするかしないかは結局、自分次第ということなのではないでしょうか。
ご観覧ありがとうございました!
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