北アルプスの女王 燕岳を登頂してみた

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ここ最近、長野の自然に魅了され、暇さえあれば松本、安曇野に足を運んでいます。
このエリアからは、美しいアルプスの山々を見渡すことができるため、いつしか、これらの山の頂上に立ってみたいな。そんな夢を抱くようになりました。
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そしてこの夏、北アルプスの燕岳という素敵な山の頂きでその夢を叶えることができました。
燕岳は、北アルプスの女王と呼ばれ、新日本百名山に選定されている標高2736mの山です。
北アルプスで一番早く頂上に立てる山の一つとされており、燕岳でアルプス登山デビューを飾るという方も少なくないそうです。
また、登山口から頂上までは5時間ほどで登ることができるため、日帰りで訪れる方も多いようです。
燕岳へのアクセス
燕岳への登山口は、中房温泉にあります。
中房温泉へは、大糸線 穂高駅から乗合バスかタクシーを利用します。
乗合バス時刻表
http://goo.gl/oBWPdS
自動車でお越しの際は、燕岳登山口付近駐車場、安曇野市しゃくなげ荘駐車場、穂高駐車場を利用します。
参考文献
http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/access.html
ハイシーズンの登山口付近駐車場は早朝に行っても取るのが難しいです。
なのでこの時期は、登山日前日に訪れ、車中泊必須と思った方は良いです。
今回僕は夜中の12時に登山口付近駐車場を訪れ、ぎりぎり駐車場を抑えることができました。
燕岳登山レポート
今回のルートは、中房温泉登山口から出発し、燕山荘を経由し頂上まで行く約6.5kmのルートです。
このルートは北アルプス三大急登と名高く、9割が登り坂で、平坦な道がほとんどない急な尾根道が続きます。
体力に自信がない方は少々きつく感じるかもしれません。
しかし、頂上までの登山道はきちんと整備され、登山初心者の僕でも安全に登山することができました。
中房温泉登山口に着いたのは、登山前日の夜中の12時。
ハイシーズンだったためか、この時で登山口付近駐車場はほぼ満車。
車中泊をし、朝5:30に起床。
駐車場から登山口まで歩き、入山届を記入。
登山口の標高は1463m、これから1300m近く登ることになりますね。果たして無事に頂上まで行くことができるのでしょうか。
登山口しょっぱなから、急な登りが続きます。
約50分程登り続けると第一休憩所があります。
ここで数分休み、更に山道を進みます。
容赦なく続く登り道。無心でひたすら登り続けます。
50分程登ると第二休憩所に到着しました。登山口から3kmが過ぎました。
頂上まであと半分。ということで更にひたすら登り続けます。
第二休憩所以降から岩場が目立つようになりました。
滑り落ちないように足下を気にしながら登ること約50分、ようやく合戦小屋につきました。
合戦小屋は登山客で賑わっており、これまでの登山の疲れがいやされました。
このロープウェイで物資が運ばれてくるようです。
合戦小屋の雰囲気が良かったため、つい長居してしまいました。
昼時には頂上に着きたかったため、気を取り直して登山再開。
相変わらずの登り坂。
雲と同じ位置にきてしまいました。ここからアルプスが見渡せるようになりました。
美しい風景に出会うようになり、登り道も苦でなくなりました。
そして、第三休憩所。
ここでは、あまり休憩をとらずに先に進みました。
ここから、大木は少なくなり岩場の斜面が多くなりました。
鎖に捕まらないと崖に転げ落ちそうです。
ようやく、雲の上まで来ました。
頂上近くの燕山荘が見えてきました。もうすぐ到着です。
そして、午前11時、燕山荘に到着しました。
燕山荘からは、燕山の山頂が眺めることができます。
燕山荘付近の景観に魅了されつつ、燕山の山頂を目指します。
ここからは、ガードレールのような安全設備はほとんどなくなり、少し気を抜くと斜面に滑落しそうです。
大きな岩が目立つようになります。これは有名なイルカ岩です。
途中、草が茂った細道に遭遇。
頂上が見えてきました。ここから岩登りになります。
滑落しなういように一歩一歩集中してひたすら登り続け、、
そして、ついに、、
頂上です!
頂上は狭く、大人数人いれる程度の広さです。
標高2736mからの景観は美しすぎて、言葉がでませんでした。
槍ヶ岳もくっきりと見えます。
そして、ここで吹くサラッとした自然の風がとても心地よかったです。
頂上まで5時間30分の登り道ですごく疲れましたが、その疲れを一気に吹き飛ばしてくれました。
そして、記念にコーヒーを一杯飲もうと思いましたが、気圧の問題からかお湯がうまく沸かずにあきらめました。
10分程頂上付近にとどまり、燕山荘に戻りました。
気がつくと時間は13時近くになっていたので、燕山荘で少しゆっくりしてそのまま下山。
下山は登りの時とは違い、非常に楽で、休憩もほとんどはさまずに合戦小屋にたどり着きました。
合戦小屋では、頂上でできなかったコーヒーを淹れ、一服。
コーヒー豆はカフェバッハのソフトブレンドと贅沢な豆を使用し、酸味の効いたさっぱりとしたコーヒーに仕上がりました。
この一服で体が軽くなり、合戦小屋から一気に下山しました。
下山途中、よくこんなに登ってこれたなと思うことがしばしば。
休憩もほとんどとらずに一気に中房温泉登山口に戻ってこれました。
時間は16:30、出発から10時間を過ぎていました。
燕岳の頂上からみた絶景が印象的すぎて、登山と下山の時の記憶はほとんどなく、そんなに時間経ったけ、と錯覚を起こしました。
これが、北アルプスの女王と呼ばれるゆえんなのかもしれませんね。
まとめ
中房温泉登山口から燕岳の頂上まで無事に登頂することができました。
北アルプス三大急登と呼ばれるだけあって、登りはさすがにしんどかったです。
しかし、頂上の絶景を目にしたらそのしんどさが一気に吹き飛びました。
アルプス登山デビューとしてはかなり良い経験になりました。
次は、槍ヶ岳、穂高岳あたり挑戦します。
ご観覧ありがとうございました。
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