アクションカム専用の高性能3軸ジンバルFeiyu G4を試してみた

2017/02/21
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最近のアクションカムは手ぶれ補正機能が付いた高機能な機種が多くなっています。
しかし、アクションカムのカメラ性能を100%発揮させるためにはやはり、3軸ジンバルの利用が理想的です。
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3軸ジンバルといえば、一昔前ではプロの現場での使用が主流でした。
ところが、ドローンの普及もあり、今ではハンディー3軸ジンバルなど一般向けに続々と販売されるようになり、誰でも手軽に3軸ジンバルを扱えるようになりました。
FeiyuのG4もその一つです。
これは、ハンディータイプの3軸ジンバルで、アクションカムを一切手ブレさせず、とても滑らかな映像を撮影することができます。
最近は、最新機種のG5が発売されたようですが、まだ高価なことと、雨の中では使用しないため、防水性は必要ないと思ったので、今回は1シリーズ古いG4を入手しました。
Feiyu G4付属品
付属品は、
- Feiyu G4本体
- USBケーブル
- 充電器
- 充電池4本
- ファームアップデート用のUSBドングル
- 予備金具
- 説明書(中文・英文)
- 保証書
付属の金具でアクションカムを取り付けます。
互換性はGoPro HERO4、3、(5は非対応)、SJCAM製のアクションカム(4000J、SJ7 STARは確認)に対応しています。
本体は重すぎず、軽すぎず、撮影しやすい重量です。
ジンバルの設定
使用前にまず、ジンバルのファームウェアアップデートや必要であれば本体の尾キャリブレーションを行います。
これらは、Windows PCのみでしか行なえません。
正直、これらの作業は少々面倒でした。
最新版のG5では、アプリから簡単にファームウェアアップデートなどができるようです。
ファームウェアアップデート
以下にアクセスし、赤枠で囲んだソフトをダウンロードします。
FeiyuTech
http://www.feiyu-tech.com/index.php/Product/down/pr_id/43.html
まず、USB Driverをインストールします。
Windows 64bit版であれば、X64、32bit版であれば、X86をインストールします。
(注意 タブレットなどOTGケーブルを使ったデバイスではソフトが正常に動作しないため、PCで行うようにしましょう。)
インストール後、デバイスマネージャ(コントロール パネル\システムとセキュリティ\システム)のポートにSilicon Labs~のポートが追加されていることを確認し、隣に記載されているCOM番号を覚えておきます。
そして、Silicon Labs~のポートを右クリックでプロパティを表示し、ポートの設定のビット数を115200に設定します。
次にFirmwear Upgrade Softwearをインストールして立ち上げます。
G4本体の電池を抜き、USBドングルとPCにつなぎます。
すると、以下の表示に変わります。
そしたら、先程確認したCOM番号を選択し、OPENをクリック、そして、ビット数を115200に設定します。
最後にOPEN FILEからダウンロードした最新バージョンのFirmwearファイル(bin)を選択してUPDATEをクリックすれば、ファームウェアアップデートは完了です。
詳細設定
FY-G4-SETTINGアプリケーションからは、詳細設定が行なえます。
カメラの傾きなど気になる場合は利用するとよいでしょう。
使い方
使い方はとても簡単です。
まず、スティック部分を切り離し、充電池2本装着します。
(撮影時間は2~3時間程)
スティック裏側のボタンを押すとジンバルが起動します。
モードについて
G4には5つのモードがあり、ボタン一つで切り替えることができます。
シングルクリック | カメラを左右の動きのみ固定します。 |
ダブルクリック | カメラを正面、左右の動きを固定します。真上、下、左右の撮影が可能になります。 |
トリプルクリック | カメラが反転し、逆さ撮影が行なえます。 |
1秒長押し | カメラが正面固定されます。真上、下、左右の撮影不可になります。 |
3秒長押し | スタンバイモードになります。 |
撮影サンプル
Feiyu G4を使った撮影サンプルです。
カメラは、SJCAMのSJ7 STARを使用しています。
(手ぶれ補正オフ、1080pの60fpsで撮影。)
まとめ
Feiyu G4を使用するとアクションカムで手ブレが一切ない状態のなめらかな撮影を行うことができます。
アクションカムでハイクオリティな映像作品に仕上げたいという方はぜひお試しください!
ただしG4は、ファームウェアアップデートが少々面倒であったり、PCがないとファームウェアアップデートができないです。
そのため、これらの面倒を避けたい方は高価ではありますが、おもいきってG5の購入をおすすめしますね。
ご観覧ありがとうございました!
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