SynologyのNASへインターネットを利用して接続する方法
スポンサーリンク
SynologyのNASは、自宅などのローカルエリア以外にインターネットを利用してアクセスすることができ、外出先からでもスムーズにデータの管理、やりとりが行えます。
スポンサーリンク
ところが、NASの設定が手軽にできることが魅力的であるSynologyのNASでもFTP、VPNを用いてインターネットから接続させるとなるとそれなりに苦戦するようです。
そこで今回は、SynologyのNASへインターネット接続する方法をNAS初心者の方でもできるだけわかりやすくご紹介します。
EZ-Internetの設定
インターネットを利用してSynologyのNASへ接続するためにDiskStation ManagerにインストールされているEZ-Internetで、ネットワークおよび、ルーター設定を行います。
DSMのEZ-Internetを起動します。
次へをクリック。
ルータを介してを選択します。
するとルーター情報の検出が開始されます。
ルーターの互換性テストに合格したら次へをクリック。
不合格の場合は、以下のページでルーター互換性を確認してみましょう。
https://goo.gl/ns75Bz
ルーターにポート転送するアプリケーションを選択します。FTPを利用する場合は、”FTPファイルサーバー”にチェック。VPN接続を行うには、”VPN Server”に関する全てにチェック。Macでファイルを扱うには”Macとファイルを共有”、”Mac/Linuxファイルサーバー”にチェックを入れます。
DDNSの設定を行います。ホストネームをSynologyにて作成する場合は、synology.meを選択します。
これでEZ-Internetの設定は完了です。
最後に”外部アクセス”のルーターの設定の項目にアクセスし、ルーターにポート転送したアプリケーションが全て有効になっているか確認します。
なっていない場合は、有効になっていないアプリケーションにチェックを入れて保存します。
インターネットを利用して接続させる
SynologyのNASへインターネットを利用して接続する方法は主に、
- QuickConnect を利用する方法
- FTPを利用する方法
- VPNを利用する方法
の3つがあります。
1 QuickConnect を利用する方法
QuickConnect を活用すると、面倒な設定をしなくても簡単にインターネットを介してSynology NAS に接続できます。
コントロール パネル内のQuickConnectにアクセスします。
QuickConnectを有効にするにチェックを入れ、Synologyアカウントへログイン、登録します。
最後にQuickConnect IDを入力し、適用すれば設定完了です。
これで生成されたURL(http://QuickConnect.to/設定したQuickConnect ID)をウェブブラウザで開くとDSMに簡単にアクセスできるようになります。
2 FTPを利用する方法
Synology NASのFTP 転送機能を有効にすると、FTPクライアントから Synology NAS内のファイルやフォルダにアクセスできるようになります。
コントロール パネル内の情報センターのサービスにアクセスし、FTPS、SFTPの有効とポート転送にチェックを入れ保存します。
次にファイルサービスのFTPにアクセスし、”FTP サービスを有効にする”にチェックを入れます。
また、FTP のセキュリティ強化とFTP ソフトの互換性のため(暗号化されていないと使えないソフトがあるため)”FTP SSL/TLS 暗号化サービスを有効にする”にチェックを入れます。
最後にFTP で共有フォルダにアクセスできるようにするため、コントロールパネル内のユーザーにアクセスします。
FTPでアクセスできるようにしたいユーザーを選択し、編集内の権限に移動します。
FTPで扱いたいファイルに”読み込み/書き込み”にチェックを入れます。
更にアプリケーションに移動し、FTPの”許可する”にチェックを入れます。
これで設定完了です。
それでは、FTPクライアントソフトなどを用いてSynology NASへ接続してみましょう。
ホスト名は、DDNS ホスト名を(Synologyアカウントの場合、○○○.synology.me、外部アクセスから確認可能)。
ユーザー名とパスワードは、Synology NAS へログイン時のものを入力します。
(入力するユーザー アカウントには、アクセスしたいフォルダに対するアクセス権が与えられていなければなりません。)
3 VPNを利用する方法
VPNでネット接続するためには、少々手間がかかります。
主な手順は以下です。
- 無線LANルーターのゲートウェイ設定
- VPN Serverを導入
- クライアント側の設定
無線LANルーターのゲートウェイ設定
無線LANルーターの中には、VPN接続できるようにルータの管理コンソールにログインし、ゲートウェイ設定を行わなければならない機種があります。
VPNでは、主にPPTP、L2TP/IPSecというプロトコルが利用され、これらのプロトコルを無線LANルーター側で有効化しましょう。
設定方法は、メーカーにより異なるため、各メーカーのガイドを確認するかお問い合わせください。
VPN Serverを導入
VPN ServerというSynologyアドオンパッケージをインストールすると、Synology NAS を VPN サーバーに変え。インターネットを介して Synology NASにアクセスできるようになります。
パッケージセンターにアクセスし、VPN Serverをインストールします。
インストール完了後、VPN Serverにアクセスし、使用するVPNプロトコルを有効化します。
詳細なVPNプロトコル設定は以下のページを参照ください。
https://goo.gl/obtVZp
次に、コントロールパネル内の情報センターのアクセスします。
サービスのVPN Severの有効にチェックを入れ、保存します。
これで、VPN Serverの設定は完了です。
クライアント側の設定
最後にVPNを介してSynology NASにアクセスするクライアント側の設定を行います。
Macでは、環境設定のネットワークから簡単にVPN接続設定を行うことができます。
参考記事 :
MacのVPN設定に関する便利な情報
http://sozoen.com/yuichiro/mac-vpn
Windowsの場合は、設定に少々手間がかかるようです。
以下のページに手順が詳細にしるされているので、参考ください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
きちんと設定できたでしょうか。
説明書を読んでも設定がなかなかうまくいかないという方に少しでもお役に立てればと思います。
ご観覧ありがとうございました!
スポンサーリンク