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WordPressにAMPを導入してみた

      2016/02/13

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はじめに

2015年の下旬、Google社がモバイル端末でのウェブページの表示を高速化するためにAMPというプロジェクトを公開しました。

AMPプロジェクト
https://www.ampproject.org

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このプロジェクトは、Googleがものすごく力を入れているプロジェクトのようなので、早速、僕が運営しているサイトにAMPを導入してみました。

 

AMPとは

AMP(アンプ)とは、Accelerated Mobile Pages (アクセラレイティッド・モバイル・ページ)の略で、ウェブサイトにAMPを導入することにより、モバイル端末でのウェブページ表示を電光石火のように高速化させます。

まず、実際にAMPを体験してみましょう。

【通常表示】
http://future-foods-lab.com/醤油/

【AMPで表示】
http://future-foods-lab.com/醤油/amp

AMPは、AMP専用のページで表示されます。

現段階では、CSSに制限があったりJavascriptが使用できないなど数多くの制約があります。

アフィリエイトリンクもまだ正式に対応してなさそうです。

今後は、広告やGoogleアナリティクスへの対応など行っていくそうです。

 

WordPressにAMPを導入

WordPressにAMPを導入するためには、プラグインを利用します。

管理画面のプラグイン新規追加からAMPをインストールします。

wordpress_AMP8

AMPプラグインを有効化すれば導入完了です。

あとは、表示したいページのURLに/ampを追記してアクセスしてみましょう。

AMP導入後の通常ページのソースを見ると、amphtmlという属性タグが確認できました。

wordpress_AMP7

また、AMPページではcanonical 属性タグが使用されます。

wordpress_AMP6

AMPページのカスタマイズ

AMPプラグインのデフォルトデザインではWordpressロゴが入ってしまいます。

wordpress_AMP0

まず、このロゴを削除したいと思います。

FTPソフトまたは、管理画面のプラグイン編集からAMPプラグインのsingle.phpにアクセスします。

<svg>タグを削除すれば、Wordpressロゴはなくなります。

wordpress_AMP4

また、ナビゲーションエリアの背景色を変更したい場合は、style.phpの以下のコードのbackgroundで変更可能です。

wordpress_AMP5

すると、

wordpress_AMP1

このAMPプラグインのスタイルシートを使えば、AMPページのフォントスタイルや背景色なども変更できます。

 

Google Search Consoleでの表示

wordpress_AMP9

AMPを導入してから1週間ほどするとGoogle Search ConsoleのAccelerated Mobile PagesにAMPページのインデックス状況が反映されるようになりました。

一部のページでは、エラーが発生しました。

属性値が無効ということですが、現在、AMPプラグインでは細かい属性のカスタマイズができません。

なので、細かいカスタマイズが可能になるよう今後のアップデートに期待しています。

 

まとめ

現在、日本では日新聞、産経新聞、日刊スポーツ、毎日新聞、マイナビニュースなど多くのメディアが AMP への対応を準備しています。また、Ameba や LINE などもサービス内のコンテンツ ページを AMP に対応させるそうです。

また、広告、Google アナリティクスへの対応も行っていくようなので、大手メディアだけでなく個人メディアの導入も増えてくるのではないでしょうか。

今後のAMPの発展が非常に楽しみですね。

ご観覧ありがとうございました!

参考文献 :
Accelerated Mobile Pages プロジェクトについて

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 - Google, Web, Wordpress