生活、IT・WEB、ガジェットに密着した情報をお届けしています

ラズベリーパイ3のOSインストール後に行っておきたい設定まとめ

      2016/09/01

スポンサーリンク

ラズベリーパイにOSをインストールしたけど、日本語入力ができない。時間が日本時間にならない。そもそもOSインストール後何したら良いの?

スポンサーリンク

ラズベリーパイ初心者の方なら誰しもそう感じるかもしれません。

まさに、僕がそうでした。

ラズベリーパイは、市販されているPCとは違い、普通に使えるようにするためだけにもいくつか設定を行わなければなりません。

そこで今回は、OSインストール後、できるだけ効率よくラズベリーパイを使えるようにするための設定をご紹介します。

ネットワーク接続

ラズベリーパイのフォームアップデートをできるようにしたり、ブルートゥースで外部デバイスを利用できるようにするためにネットワーク接続を行います。

Wi-Fi設定

メニューバー右上のWi-Fiマークをクリックします。

ラズベリーパイ設定3

 

接続したいネットワークを選択し、パスワードを入力すれば完了です。

最後にきちんとネット接続できるかブラウズで確認してみましょう。

固定IPアドレス設定

デフォルトの設定だとラズベリーパイのIPアドレスがルーターから自動的に割り当てられてしまいます。

今後、VNCなどPCからラズベリーパイに豊富にアクセスするようなら固定IPアドレスに設定しておいた方がよいでしょう。

設定法は、メニューのWi-Fiマークを右クリックして”Wi-Fi Network Setting”をクリックします。

ラズベリーパイ設定8

まず、”Automatically configure empty options”のチェックを外します。

ラズベリーパイ設定9

次にIPアドレスに固定したいIPアドレス(一番後ろの数字を変更)、RouterとDNS ServersにルーターのIPアドレス(ゲートウェイアドレス)を記入し適用します。

ルーターのIPアドレスの確認方法は、ターミナルを開き以下のコマンドを実行します。

sudo ifconfig

そして、以下を実行

route

ゲートウェイと記されたIPがルーターのIPアドレスです。

ラズベリーパイ設定10

最後に再起動して完了です。

きちんと設定できているか再起動して、ターミナルから以下のコマンドを実行し、wlan0のinetアドレスが固定ipに変更しているか確認しましょう。

sudo ifconfig

ラズベリーパイ設定11

ブルートゥース設定

ラズベリーパイ3には、ブルートゥースがオンボードで搭載されているため、ブルートゥースレシーバーを接続する必要はありません。

メニューバー右上のブルートゥースマークをクリックします。

ラズベリーパイ設定6

接続したいデバイスを選択し、Pairをクリックすれば完了です。

ラズベリーパイ設定7

フォームウェアアップデート

ラズベリーパイを最新バージョンにします。

ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。

sudo apt-get update

次にパッケージをアップデートするため以下のコマンドを実行します。実行要求がでた場合は”Y”を入力します。

sudo apt-get upgrade

最後にファームウェアをアップデートするため以下のコマンドを実行します。少し時間がかかる場合があります。

sudo rpi-update

日本語設定

ラズベリーパイを日本語で快適に使用できるよに設定します。

ロケールの設定

ロケールの設定を行い、ラズベリーパイの言語を日本語化します。

メニュー>設定>Raspberry Piの設定>ローカライゼーションのローカルの設定を開きます。

ラズベリーパイ設定4

言語をja、国をjapan、文字セットをUTF-8に設定したら完了です。

日本語化されない場合は、再起動を試みてみましょう。

jfbtermのインストール

デフォルトの設定では、日本語がターミナルなどで文字化けすることがあります。その対策としてjfbtermと日本語フォントをインストールします。

ターミナルを開き、以下のコマンドを実行し、jfbtermをインストールします。

sudo apt-get install jfbterm

次に以下のコマンドを実行し、日本語フォントをインストールします。

sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfont-kaname

これで、文字化け対策完了です。

日本語入力ソフト(iBus-anthy)をインストール

iBus-anthyをインストールして、快適に日本語入力を行えるようにします。

ターミナルを起動して以下のコマンドを実行します。

sudo apt-get install ibus-anthy

インストール完了後、メニュー>設定>iBus-Anthyの設定を開きます。

ラズベリーパイ設定5

入力メソッドの追加をクリックしてAnthyを追加します。

メニューで切り替えることができれば設定完了です。

ラズベリーパイ設定1

タイムゾーンの設定

ラズベリーパイのタイムゾーンを日本に設定します。

メニュー>設定>Raspberry Piの設定>ローカライゼーションのタイムゾーンの設定を開きます。

ラズベリーパイ設定0

地域をAsia、位置をTokyoにしたら完了です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ラズベリーパイはターミナルを使ったプログラミンができなきゃ設定は厳しい。そんなイメージをできるだけ持たれないよう、今回はできるだけターミナルを使用しない設定方法をご紹介しました。

今回ご紹介した方法で問題なく設定でき、ラズベリーパイに少し慣れていきたら次はターミナルを利用した設定を覚えていきましょう。

ご観覧ありがとうございました!

スポンサーリンク

 - ラズベリーパイ