5000円代の4KアクションカメラEKEN H9R を試してみた
2017/05/21
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旅行やスポーツの楽しみを広げてくれるものの一つにアクションカメラがあります。
アクションカメラといえばGo Proが有名ですが、とても高価なのでなかなか手を出しづらいですよね。
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ですが、最近はSJCamをはじめ、Go Proに負けず劣らない高性能なアクションカメラを安価で提供する中国のメーカーが増えてきました。
そのメーカーの一つにEKEN社があります。
EKEN社はたった数千円程で高性能なアクションカメラを提供することから世界中で密かに話題となっているカメラメーカーです。
そもそも、たった数千円のアクションカメラでまともな絵が撮れるのか?誰もがそう思うことでしょう。
僕自身そんな疑問を持った一人でした。なので今回、実際にEKEN社の5000円代のアクションカメラEKEN H9Rを入手し試してみました。
EKEN H9R 基本スペック
EKEN H9Rは、5000円代と安価ながら、最高4K(25fps)高画質撮影を行うことができます。
そして、フルHD (1920*1080 )で60fps、720pで120fpsとなめらかな映像撮影を行うことができます。
旅行の記録はもちろん、激しいスポーツの撮影にも十分なスペックです。
ディスプレイ | 2 Inch Screen 320-by-240-pixel resolution |
防水性 | ハウジング使用で30m |
ビデオ | 4K @ 25fps (3840*2160 pixels) 2.7K @ 30fps (2704*1524 pixels) 1080p @ 60fps (1920*1080 pixels) 1080p @ 30fps (1920*1080 pixels) 720p @ 120fps |
写真 | 12MP/8MP/5MP/4MP アスペクト比 16 : 9 |
入力・出力 | Micro USB port HDMI |
ビューアングル | 170 degree |
バッテリーの持ち | 1050mAh(1080p 30 1.5時間, 4K 25/ 2.7K 30/ 1080p 60 1 時間) |
ストレージ | Micro SD card (not included),Maximum support 32G |
Battery | 1050mAh リチウムバッテリー |
オーディオ | WAVE Format (Bitrate:176kbps) |
寸法 | (L*W*H) 59.3*24.6*41.1 (mm) |
重さ | 64g (Battery込み) |
Built-in Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
言語 | 日本語対応。Dutch, Hungarian, Polish, Korean, Japanese, Portuguese, German, Simplified Chinese English, French, Italian, Russian, Spanish, Traditional Chinese |
開封から設定まで
Banggood.comで注文後、約1週間ほどで無事に日本に届きました。
早速開封してみるとハウジングにアクションカメラが入っていました。
このハウジングで約30mの潜水が可能のようです。
ハウジングから取り出して、まずは正面。左上のボタンは電源ボタンです。カメラ起動時は撮影モード選択用のボタンとして機能します。
左側には、充電・給電用のUSB端子、HDMI端子、micro SDスロットが搭載されています。
右側は、カメラの設定項目を選択するときに使用するボタンが搭載。
真上には撮影ボタンのみ。
真下にはバッテリースロットです。
背面にはディスプレイ。さすがに5000円代ではタッチパネルではありません。
ディスプレイは無駄な表記がなくとても見やすいです。
付属品について
これまで中国製のアクションカメラをいくつか入手してきました。そこで、いつも驚かされるのがアタッチメント付属品の多さです!
EKEN H9Rも同様に付属品の多さに驚かされました。
これだけアタッチメントがあれば、どんな環境での撮影も可能ですね。。。
設定
正面のモードボタンで設定画面を選択し、カメラの設定を行います。
UIはとてもシンプルなため、言語や日時設定といった初期設定はすぐに完了しました。
EKEN H9Rの機能
4K撮影
EKEN H9Rは、4K(25fps)で高画質撮影を行うことができます。
以下の動画は僕がH9Rを使用して4Kで撮影した動画サンプルです。(ハンドスタビライザー、Feiyu Tech G4を使用して撮影。)
正直、5000円代のアクションカメラでの4K撮影の画質は期待していませんでした。
ところが結果は、映像のコマ落ちや画質荒れもなくなめらかで想像以上に素晴らしい映像クォリティーでした。
また、夜間での撮影もノイズはほとんど目立ちませんでした。
ただし、H9Rは手ぶれ補正機能が搭載されていないです。
なので、手ぶれが少ない映像を撮りたい場合は、ハンドスタビライザーの利用をおすすめします。
Feiyu TechのG4はH9Rとの互換が確認できました。
参考記事 :
アクションカム専用の高性能3軸ジンバルFeiyu G4を試してみた
1080p 60fps撮影
H9Rは、フルHD1080pで60fps、720p(DVDサイズ)では、120fpsの高フレームレートの撮影ができます。
そのため、自転車やバイク、ランニングなど高速度の撮影時でもとてもなめらかな映像を撮影することができます。
以下の映像は僕がロードバイクに乗り、H9Rをチェストハーネスに取り付け撮影した映像です。(途中、徒歩での撮影もあります。)
写真機能
H9Rは動画だけでなく、写真も素晴らしい画を映し出しました。
映し出された写真は色彩豊かで、細かなディテールも表現されています。
撮影された写真のデータ情報量は十分過ぎるほどでPhotoshopなどのレタッチソフトを使用すれば本格的な作品作りができます。
タイムラプス機能
H9Rの連続撮影モードを使用すればタイムラプス動画を作ることができます。(タイムラプス動画はH9Rで自動生成はされません。タイムラプス動画を作成するには動画編集ソフトが必要です。)
設定は、設定画面で撮影間隔の時間を設定します。
そして、連続時間をオンにすれば設定完了です。
以下の動画は、僕がH9Rで撮影したタイムラプス動画のサンプルです。
Wi-Fi接続
H9Rでとても便利だと思った機能がWi-Fi接続機能です。
アクションカメラは自撮りやスタビライザーを使ったときなど撮影ボタンが押しづらいときがあります。
そんなときに備え、H9RにはWi-Fi接続できるリモコンが付属されてます。
このリモコンを使うために面倒くさい設定はなく、H9Rを起動させればすぐに使えます。
写真モードと動画モードの切り替え、撮影をワンクリックで行うことができます。
またスマホ専用のアプリを利用すれば、撮影モードの詳細設定やライブビューを用いて、H9Rを遠隔操作することができます。
まとめ
EKEN H9Rは、5000円代とは思えない程のクォリティーの映像と写真を撮影することができました。
さすがに手ぶれ補正やタッチパネル搭載など多機能なGoPro5にはおよびません。
ですが、一世代前のGoPro Hero4とは画質、機能はさほど変わらず、写真は色彩豊かでH9Rの方がくっきり、きれいな写真が撮影できるように感じました。
なので、最新のGoProは高価で買えないけど、アクションカメラを使って手軽にスポーツや旅の記録をきれいに残したいという方にはおすすめのカメラです。
ご観覧ありがとうございました!
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