SONYのMDR-EX800STを3年使った人のレビュー
2016/04/21
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はじめに
SONYの高性能イヤホンMDR-EX800STを愛用してから3年近くが経ちました。このイヤホンは音楽鑑賞だけではなく、楽曲のアレンジ、ミックス、レコーディングなど音楽制作の仕事にも大いに活躍しています。
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そこで今回は、僕がMDR-EX800STを3年使った経験からさまざまな観点でレビューを行こなっていきたいと思います。
SONY MDR-EX800STについて
SONY社のMDR-EX800STは、多くのプロミュージシャンやレコーディングスタジオなどで愛用されているヘッドホン、CD900STの特性をそのまま移植したイヤホンです。プロフェッショナルな環境で使用することを想定しているために保証は一切ありません。壊れたらセルフフィックスが必要です。
音質
音質は、CD900STの特徴である優れた定位感や解像度、中高域の特性をそのままに伝承しています。ただし、MDR-EX800STは、カナル型イヤホンであるため、CD900STよりも低音がよく感じられます。
MDR-EX800STから出力されるサウンドは、クリアな解像度と定位感を感じさせます。そのため、個々の楽器の細かなニュアンスが聞こえ、普段聞こえなかった音も聞こえるようになり、普段何気なく聞いていた音源も新たな発見があり、より音楽を楽しませてくれます。
また、レコーディング、ミックス時には優れた定位感からリバーブの残響調整、ドラムのハットやギターの位置など定位のバランスを即座に整えることができます。鑑賞用だけではなく仕事用としても大いに活躍します。
使用感
MDR-EX800STは、ライブステージのモニター用としての使用も想定しており、頑丈な耳かけバンドが付属しています。これにより動きが激しいライブステージでもしっかり耳にフィットし、最後までモニターとしての役割を果たしてくれます。
この耳かけバンドは、自由自在に曲げることができ、違和感なき自然に耳へとフィットさせます。そのため、長時間装着していてもストレスがありません。
修理について
前述のようにMDR-EX800STは、プロフェッショナル環境で使用すること前提としているため、保証はなく、セルフフィックスが必要です。
しかし、MDR-EX800STは、個々の部品の取り外しが容易で、修理もしやすくなっています。ケーブルの断線くらいであれば、ケーブルだけの交換が可能です。
イヤホンチップについて
MDR-EX800STには、交換用のイヤホンチップがいくつか付属されてきます。このイヤホンチップは純正なので音質面などにおいて全く問題はありません。
しかし、個人的にはComply社のイヤホンチップをおすすめします。Complyは、遮音性、装着感、原音伝達性に優れた、イヤホン性能を最大限に引き出すイヤホンチップで、MDR-EX800STなどのハイエンドイヤホンとの相性は抜群です。付属のイヤホンチップよりも遮音性があがり、音の低域がよりクリアになり、更に快適に音楽を楽しむことができます。
また、Comply社のイヤホンチップはTXシリーズをおすすめます。これは、耳垢防止が付いており、イヤホンに耳垢が入るのを防いでくれます。ちなみに、MDR-EX800STに対応した型番は、TX-2ooです。
まとめ
MDR-EX800STは、定位感、解像度、サウンド、どれを取っても素晴らしいです。最近ではスマホの音楽鑑賞用にヘッドホンアンプを導入したりと音質にこだわる方が結構多いよいです。こういった音質にこだわる方には非常におすすめのイヤホンだと思います。
僕は以前、リファレンス音源にしているスティーリーダンのAjaをハイレゾ環境でMDR-EX800STを用いて聴いたところ、解像度が良いためか一つ一つの楽器が鮮明に聞き取ることができ、ミュージシャンの細かなニュアンスが見えてきました。何度も聴いた音源なのですが、新たな発見があり非常に楽しめました。
MDR-EX800STを使用して3年が経ちますが、今でも新たな発見に気付かさせてくれる手放せない素晴らしいイヤホンです。
ご観覧ありがとうございました。
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